新生児のニキビの原因

 

新生児のニキビの原因について

新生児の赤ちゃんに突然ニキビができるということもあり、悩んでいるという親御さんは多くいらっしゃいます。

 

生まれたばかりの新生児の世話は楽しいという反面、初めての子という場合は全てが手探り状態となり、何が原因でニキビが引き起こされているのか気になるのは不思議なことではありません。

 

新生児の赤ちゃんにもポツポツと額や頬にニキビが表れることがありますが、これは出生時に受け継いだ母親のホルモンが大きな原因です。

 

母体からはホルモンが分泌され続けているのですが、新生児の毛穴はまだ未発達なため、分泌されるホルモンに対応できずに毛穴に停滞させて、湿疹が作られるという仕組みとなっております。

 

「深刻な病気なのではないか?」「アトピー性皮膚炎なのではないか?」と不安になる親御さんはたくさんいらっしゃいますが、生後間もない新生児のニキビの原因は母親からのホルモンによる影響がほとんどです。

 

どんな新生児にも引き起こされる可能性がありますし、肌を清潔に保っていたとしても思春期のニキビと同じように仕方のない現象だと言えるので、自然と解消されるまで待つしかないでしょう。

 

幼児が成長するとともに肌が対応できるようになり、だんだんとニキビは消えていくので、新生児のニキビは何か特別な治療を行わなければならないというわけではないのです。

 

どうしても心配でならないという方は、小児科へ一度連れていった方が良いかもしれませんが、ホルモン異常によって皮脂の過剰な分泌をもたらすという症状は一過性のものなので、ほとんどの場合で治療は行わないという特徴があります。

 

しかし、新生児のニキビの原因がホルモンの異常という仕方のない現象だとしても、何もケアをしないで放置していれば良いというわけではないので注意が必要です。

 

中には、早くニキビを治さなければならないと焦り、大人ニキビを治す専用のステロイド軟膏を新生児に使おうと試みている方がいらっしゃいますが、赤ちゃんへの安全は未確認となっております。

 

もしかしたら、ステロイド軟膏を使ったことにより、ニキビ以外にも大きな肌トラブルが引き起こされるかもしれないので、絶対に使ってはいけないのです。

 

そこで、基本的に低刺激の石鹸を使って、全身の清潔を保つというスキンケアが一番で、乾燥させてしまうと感じたら洗った後にベビーオイルで保湿を行ってください。

 

赤ちゃんが身に付ける衣服の素材も重要なポイントの一つで、肌に当たっても刺激を受けない素材を使うといったケアを行うことにより、数ヶ月で自然とニキビは消えていくはずです。


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