ニキビは突然なるの?

 

ニキビは突然なるの?

「ニキビは突然できるの?」という疑問を抱えている方はいらっしゃいます。

 

確かに、ある日突然ニキビができたと感じるのは、決しておかしなことではありませんが、突然肌にニキビがポツっとできたというよりも、肌にニキビが引き起こされるような生活を長期的に渡って続けていたことが大きな原因です。

 

一般的にニキビはストレスやホルモンバランスの乱れといった要因によって皮脂のバランスが崩れ、過剰に分泌された皮脂が毛穴の中に詰まり、炎症や化膿が生じるというメカニズムとなっております。

 

「大人になったらニキビではなく吹き出物」と言われますが、基本的には原因は同じなのです。

 

この突然できてしまったニキビの対処法ですが、年齢や肌質によって対処方法は微妙に異なるので、万人に効果的なスキンケアはないということを頭に入れておかなければなりません。

 

例えば、脂性肌の方は普段よりも念入りに洗顔を行うことで、ニキビの症状を少しでも抑えることが可能ですが、乾燥肌の方が同じようなケアを行ってしまうと余計に肌が乾燥し、カサカサとなってニキビの症状は重症化するのです。

 

「脂っこい肉類を控える」「間食をせずに野菜やビタミンを摂取する」といったように食生活のバランスを整えるのは重要な要素の一つですが、まずは自分の肌質を理解することから始める必要があります。

 

「突然できたニキビでも直ぐに治まるだろう」と楽観視している方は多いのですが、自分の肌質を理解しないまま、闇雲に対処しようとしても症状は悪化する一方なので注意しなければならないのです。

 

また、年齢によってもケア方法は異なり、肌の水分量は10代の頃をピークにして、個人差はあるものの年齢を重ねるにつれてだんだんと減少していきます。

 

その点、皮脂量は30代がピークにその後はゆっくりと下降線を下るという特徴があり、「皮脂の量が多いのに乾燥する」と感じる30代の方は多くいらっしゃいますが、これは水分の減少と皮脂の増加でバランスが崩れたからだと言えるでしょう。

 

40代を過ぎれば分泌される皮脂量そのものが減少するので、慢性的にニキビに悩まされるということは少なくなるものの、食生活の変化によって突然ニキビができることもあるので注意が必要です。

 

このようなメカニズムでできるニキビですが、一度顔や背中といった部位に引き起こされると、突然消えるということはないので、毎日のスキンケアや生活習慣の見直しから始めてみてください。


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