ニキビを治す漢方の効果について
ニキビを治すために、漢方薬を服用して体質改善を図ることで、大きな効果を手に入れることができます。
漢方薬の効果・効能の部分に、「ニキビに効き目がある」と記載されていても、その人の体質に適していなければ意味がないというところが漢方薬の難しいところですが、自分に合った製品を見つけられれば大きな効果を発揮するのです。
西洋医学のように、病気の原因を突き止めて直接治すのではなく、個人の体質や身体のバランスをコントロールし、正常な状態に近づけることが漢方の大きな役割で、少しずつニキビや吹き出物のない肌を手に入れられます。
漢方を利用すればその人が持ち合わせている自然治癒力を引き出す効果があり、従来の対処療法とは別のアプローチでニキビを治すことができるでしょう。
もちろん、クレータータイプのニキビ跡を漢方で改善するのは難しいものの、保険が適応されるというメリットがあるので、経済的に負担なく治療を行っていくことができます。
それに、中には病院が嫌いだという方はいらっしゃると思われますが、そのような方でも漢方薬での治療はそこまで抵抗はないはずです。
ニキビを発症している全ての人が、漢方で症状を和らげられるというわけではないものの、長期的なスパンで見れば身体に何らかの変化が引き起こされることは間違いありません。
そのためには、個々の身体状態やニキビの症状によって最適な処方箋が求められるので、自分の判断で決めるのではなく、薬剤師に相談して適切なアドバイスを受けるべきです。
このページではニキビの改善に効果的な漢方薬をご紹介しておりますが、自分に適した製品を自分で判断するのは難しいということを頭に入れておいてください。
当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)は、更年期障害の治療で使われている漢方の一つで、ニキビの原因の一つであるホルモンバランスを整える作用があります。
清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)
ニキビの患部が炎症を引き起こし、赤く腫れ上がっている状態を改善するために清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)が適しております。
十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)
十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)は、ニキビ治療として有名な漢方薬の一つで、皮膚の赤みやかゆみを抑えたり、化膿を抑制するという効果が期待できます。
荊防敗毒散(ケイボウハイドクサン)
湿疹や皮膚炎に有効とされているのが荊防敗毒散(ケイボウハイドクサン)で、肌のカサカサによるかゆみを抑えるという効果も期待できます。