新生児のニキビの対策

 

新生児のニキビの対策について

新生児のニキビをどのように対策すれば良いのか分からないと悩んでいる親御さんは非常に多く、心配になってしまうかもしれません。

 

しかし、新生児のニキビはそれほど神経質になる必要はなく、乳児湿疹と呼ばれる生理現象の一つで、この時期に引き起こされることが多くなっております。

 

「赤ちゃんの肌はスベスベ」という印象があるため、生まれて間もない新生児の肌にニキビが生じていると不安になる気持ちは十分に分かりますが、慌てて薬で対策を行うという必要は全くないのです。

 

新生児にニキビが生じる原因としては、皮脂の活発な分泌が挙げられ、この皮脂が毛穴の中に詰まることで引き起こされます。

 

なぜ新生児の皮脂の分泌が盛んに行われるかというと、母体からのホルモンが大きな原因で、生後間もない新生児の身体にはお母さんのホルモンの影響が残されており、大人よりも皮脂の分泌量が多くなるのです。

 

それに、赤ちゃんがお腹の中にいる時に、お母さんが脂っこいものや甘いものばかりを摂取していると、その脂分が新生児にも伝わり、生まれて直ぐにニキビができてしまいます。

 

妊娠中は自分の健康状態を整えておくというケアも大事ですが、お腹の中の赤ちゃんのことを考え、できる限り脂分の摂取を抑えて、バランスの良い食生活を送るような対策をしなければならないと言えるでしょう。

 

とは言え、新生児の肌にニキビができるというのは自然な現象の一つで、放置していても生後3ヶ月程度で自然に治まっていくので、特に治療や対策を行うという必要はないのですが、清潔に保つというケアは大事です。

 

肌を清潔に保つというのは新生児に限らず、大人ニキビの対策でも必要不可欠で、授乳の前後や汗をかいたという場合は、濡れたガーゼで丁寧に拭くことでニキビの症状が酷くなりにくくなります。

 

また、スキンケア用品の選び方も大切で、赤ちゃんの場合はクリームや石鹸を使うのが一般的ですが、なるべく低刺激で肌に優しいものを使ってあげなければなりません。

 

大人が使用するボディーソープやシャンプーの中には、少なからず合成界面活性剤やパラベン、着色料など有害な添加物が配合されており、肌が刺激を受けてニキビが引き起こされやすい状態となります。

 

そのため、新生児のニキビの対策として、天然の成分が配合された無添加のボディーソープやシャンプーを使い、肌を健やかに保たなければならないということはお分かり頂けるはずです。


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