ニキビと脂について
大人ニキビが引き起こされる原因は一つではなく、人によって異なるという特徴があるものの、基本的には脂が毛穴の中に詰まることで肌にブツブツが生じます。
また、私たちの肌では絶え間なく角質が形成されておりますが、それが上手く排出されずに肌に残ってしまうと脂である皮脂と混ざり合い、毛穴の出口を塞いでしまうという仕組みです。
元々脂性肌で悩まされていたという方や、肌が乾燥しているという方は、脂が正常な人よりも多く分泌されるという特徴があり、その影響でニキビができやすくなっていると説明できるでしょう。
「乾燥している肌は脂が少ないのでは?」と考える方がおりますが、肌が乾燥している状態は刺激を受けていると仮定でき、そのような状態から守るために肌はいつも以上に皮脂を分泌しようと働きかけます。
つまり、脂性肌だとしても乾燥肌だとしても、ニキビができる可能性は十分にあるので、どんな肌質であっても注意してスキンケアを行っていかなければならないというわけです。
どのようなスキンケアを行えば良いのか分からないという方はおりますが、そのような方には世界各国で愛用者がいるプロアクティブの使用をおすすめします。
個人の肌に合う合わないはあるものの、プロアクティブを使って副作用が引き起こされたという方はほとんどいない安全な製品なので、一度使ってみてください。
ニキビと脂漏性皮膚炎の違いについて
顔が脂でベタベタとしており、丁寧なお手入れをしていてもニキビが治らないという方は、もしかしたら脂漏性皮膚炎という病気にかかっているかもしれません。
ニキビも脂漏性皮膚炎も、皮膚のトラブルの一つであることには変わりありませんが、その原因に大きな違いがあるのです。
脂漏性皮膚炎は皮脂の分泌量が多い鼻に生じやすいという特徴があり、脂ぎっているフケが出たり、毛穴が開いて皮脂の分泌量が多くなったりします。
ニキビと同じ吹き出物なのですが、マラセチア菌というカビの一種によって引き起こされていることが多く、皮膚科での治療が必要不可欠であると言えるでしょう。
皮膚科ではマラセチア菌を除去するためにステロイド剤が処方されることもありますが、同時に枕カバーを毎日変えたり、皮脂の分泌が抑制されるビタミンB群を摂取するというケアも大切です。
それに、脂漏性皮膚炎はニキビと合併して発症することがありますが、ある一つの治療を行えば良いというわけではなく、両方の症状を改善するようなスキンケアが必要となります。
自宅でのケアでは症状が悪化するかもしれないので、できる限り専門医に診せた方が良いかもしれません。