寝不足が原因のニキビについて
寝不足が原因でニキビが引き起こされている可能性は十分にあり、不規則な生活が症状の悪化に拍車を掛けているということを把握しておく必要があります。
仕事が忙しく寝る時間を惜しんでいるという現代人の方は多く、テレビは24時間放送されておりますし、インターネットや携帯電話も問題なく使用できるので、それが原因で寝不足になっていることは十分にあり得ます。
規則正しく睡眠を取らず、寝不足の状態が続いていると体内時計が狂い、免疫力の低下を引き起こして肌のコンディションがどんどん悪くなってしまうのです。
肌のコンディションが悪くなれば、それだけニキビに悩まされやすくなることは間違いなく、寝不足は健康にも悪影響を及ぼすので、なるべく避けた方が良いことはお分かり頂けるでしょう。
実は肌の細胞は寝ている時に作られているという傾向があり、睡眠中に成長ホルモンの分泌が促されているのですが、寝不足状態が続いていると成長ホルモンの分泌が低下し、肌のターンオーバーが乱れて古い角質が溜まりやすくなるのでニキビができやすくなるわけです。
人間の身体は日中に活動的になり、太陽が沈んで暗くなるにつれて休息に向かって身体の再生力が高まりますが、寝不足が慢性的になれば生体リズムがバランスを崩してしまいます。
以上のように、寝不足によって肌の細胞が作られにくくなり、肌の回復力も損なわれるので、ニキビの大きな原因となることはお分かり頂けるはずです。
特に、夜の10時から深夜の2時までのゴールデンタイムと呼ばれている時間帯は、身体の成長を促す細胞が作られやすく、ニキビを治したいのであればこの時間に眠りについている必要があります。
睡眠時間をたくさん確保しているという方でも、昼夜が逆転している場合は、ニキビに対してあまり大きな効果がありません。
現代人の方は仕事などで忙しく、ゴールデンタイムに睡眠を取るというのは非常に難しいかもしれませんが、寝不足がニキビの原因だと考えると、遅くても12時までにはベッドの中に入りたいものです。
寝不足を解消してきちんと睡眠をとっていれば、便通が良くなって腸内環境は促進され、その影響でニキビのない綺麗な肌を維持できるとともに、新陳代謝が促されることで太りにくい体質となります。
このように、睡眠にはありとあらゆる効果があるので、美容と健康の両方を気遣うためにも、睡眠不足には十分に注意してください。