ニキビとヘルペスの違いについて
口の周りがムズムズしたような感触となり、痛いといった症状を伴い、数日間放置していたら、ニキビのような症状が表れたという方はいらっしゃいます。
この状態を更に放置していると、小さい水疱ができるようになり、ジュクジュクすることもあるのでニキビと勘違いするかもしれませんが、これはヘルペスと呼ばれる病気です。
確かに、ニキビとヘルペスは同じような症状なのですが、引き起こされる原因に違いがあります。
ニキビの原因は色々と考えられますし、一つではないので一概に説明することはできないものの、アクネ菌による炎症が一般的で、過剰に分泌された皮脂にアクネ菌が繁殖することで生じるのです。
一方で、ヘルペスが引き起こされる原因はウイルスによる感染で、元々は誰もが持っているウイルスで特に危険性はありませんが、体調不良や過度のストレスなど免疫力が弱まっていると、身体の外部に出ようとして湿疹となって表れます。
症状の違いとしては、最終的に水ぶくれが形成されるのがヘルペスの大きな特徴で、初期段階はどちらの症状でもピリピリ感や痛みを伴うので、ニキビとヘルペスの違いが分からないという方が多いのです。
通常のニキビであれば、毎日の洗顔が重要なポイントなので、このサイトでご紹介しているプロアクティブで和らげることはできるでしょう。
しかし、プロアクティブではヘルペスを治すことはできませんし、自宅での処置では無理があるので、医師の診断を受けて経口薬や外用薬をきちんと処方してもらってください。
さて、残念ながらヘルペスは感染力が非常に高く、直接的な接触だけではなく、ウイルスが付いているタオルなどを使うだけでも他人に感染してしまいます。
それに、一度患うと再発を繰り返しやすい病気で、ニキビも再発する可能性は十分にありますが、人に対して感染するかしないかが、大きな違いなのです。
どちらの症状が引き起こされていたとしても、早めの対処が必要であることは同じで、ヘルペスは特に症状が悪化するとヘルペス菌を含んだ水疱が出現し、他の皮膚に感染しやすくなることは間違いありません。
水ぶくれの状態が長く続くとかさぶたが形成されていきますが、これを無理に剥がそうとすると症状の悪化に繋がるので、自然にかさぶたが剥がれ落ちるようになるまで我慢する必要があります。
ニキビに関しても同じことが言えるのですが、不潔な手で触ると症状の悪化に繋がるので、気になるからといって無闇に触れないようにしてください。