便秘が原因のニキビについて
男性の方はあまり関わりがないかもしれませんが、便秘は女性の悩みの種であり、便秘が原因でニキビや肌荒れが引き起こされる可能性があるので注意が必要です。
便秘や胃腸不良の時に、ニキビができやすくなったと感じることはあるかもしれませんが、これは決して気のせいなんかではなく、悪玉菌が大きく関係しております。
「悪玉菌」というだけで身体に悪そうなイメージがありますが、私たちの体内では善玉菌と悪玉菌の両方が存在しており、これは性別や年齢に関係なく一緒であると言えるでしょう。
2つの菌のバランスが取れている状態ならば全く問題がありませんが、便秘になると腸内のサイクルが乱れ、悪玉菌が急に増えてしまいます。
悪玉菌が腸内の中で増えると毒素を大量に出し、その毒素が血液を辿って全身に行き渡ることが原因で、ニキビができやすくなるというわけです。
便は体内にとって不要な老廃物ですし、便秘によって何日も不必要なものが体内に残されていると、ニキビの原因となることはお分かり頂けるかもしれません。
また、便秘といった腸内環境の悪化によって内臓が上手く働かず、食べ物が上手く消化できなくなることが原因で肌のターンオーバーが乱れ、ニキビや肌荒れが引き起こされているとも考えられます。
どちらにしても、便秘が肌に対して悪影響であることは間違いなく、どんなに効果的な成分が配合されている化粧品を使用したとしても、根本的な原因である便秘が解消されなければニキビの症状を抑えることはできないのです。
便秘になると肌の老化に繋がる活性酸素が発生するという特徴があり、それが肌の毛穴を詰まらせてニキビを増やすため、ニキビをなくすというケアを行っていくのではなく、便秘を改善しなければならないと言えるでしょう。
生理といったホルモンバランスの乱れによって便秘が引き起こされるため、女性が悩まされやすいのですが、男性でも便秘になることはあり、まずは自分の食生活をきちんと見直すことが大切です。
「便秘は薬を飲めば直ぐに治る」と思っている方はおりますが、だんだんと薬の効力は落ちていきますし、副作用のリスクも生じるので、食物繊維やビタミンといった栄養素を毎日摂取するのが適しております。
便秘とニキビを改善する上で効果的なのが野菜で、どの野菜にもビタミンと食物繊維が多く含まれており、両方の不快な症状を同時に和らげられるので、是非毎日の生活に取り入れてみてください。