ニキビと下痢

 

ニキビと下痢について

いちいち説明する必要はないかもしれませんが、下痢とは液状に近い軟らかい便を排泄するような状態を指し、頻繁にトイレに駆け込むことが多くなります。

 

冷たいものや、生ものを食べてお腹の調子が悪くなり、下痢が引き起こされたという経験は誰でも一度はあると思われますが、実はニキビといった肌荒れの大きな原因でもあるのです。

 

他のページで便秘が原因でニキビが引き起こされることを説明しましたが、下痢も腸内環境の悪化の一つであり、ニキビの発生と大きな関係性があります。

 

下痢が引き起こされていると腸の消化力と吸収力が低下する傾向にあり、このような状態でニキビに良いと言われている栄養素を摂取しても、栄養を吸収する力が弱まっているので全く意味がありません。

 

それに、腸内環境が悪化すると肌の新陳代謝が損なわれるという特徴もあり、肌の生まれ変わりが上手く行われなくなるので、ニキビや吹き出物といったトラブルが引き起こされやすくなるのです。

 

更に、皮膚細胞を活性化させるために必要なビタミンB7が不足し、新しい細胞が作られず免疫力も低下するので、ニキビの大きな原因となってしまいます。

 

以上のように、ニキビと下痢には非常に大きな関係性があり、腸内環境が悪化しているのであれば、どんなに優れた成分が配合されている洗顔料や化粧水でケアを行っても改善は難しいと言えるでしょう。

 

基本的に下痢はお腹を温かくしていれば自然に解消されますし、一生悩まされるような病気ではないものの、下腹部に激しい痛みが生じていたり、高熱が引き起こされている場合は細菌に感染している可能性があります。

 

ニキビといった肌トラブルだけではなく、もっと大きな身体の異常が引き起こされるケースも少なくはないので、このような症状に悩まされたら早めに病院で専門医の診察を受けるべきです。

 

ただの下痢であっても自然に治ることがほとんどですが、お腹を下しやすい体質の方はいらっしゃるので、食物繊維が含まれた野菜を多めに摂取したり、水分をたくさん飲んだりといったケアが適しております。

 

また、ニキビを治す目的で皮膚科を受診すると、塗り薬や飲み薬の抗生物質が処方されることがありますが、この副作用で下痢やめまいといった症状が引き起こされるかもしれません。

 

抗生物質は即効性が高いというメリットがあるものの、副作用が引き起こされるというデメリットがあるので、必ず医師の指示に従って服用するようにしてください。


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