ニキビとミノマイシンについて
ニキビを薬で治療としようと思っている方の中にはドラッグストアで手に入れようと考えているかもしれませんが、これはあまりおすすめできる方法ではありません。
確かに、学校や仕事の合間に皮膚科に通い続けるというのは大変で、お金と時間が掛かるので市販で販売されている薬で済ませようと考えるのは不思議ではないのです。
しかし、自分はニキビの専門家ではありませんし、使おうとしている薬が自分の症状に適しているかは分からないので、皮膚科を受診するのがベストだと言えます。
その皮膚科で処方される内服薬として、テトラサイクリン系のミノマイシンが最もポピュラーで、抗生物質の一つです。
ミノマイシンを服用することにより、ニキビの患部で脂肪が分解されるのを防いでくれるので、炎症が引き起こされるのを未然に防いでくれるという作用があります。
保険が適用される薬の一つで、インターネットでも購入できる昨今、ミノマイシンを使用している方は多いのですが、副作用には十分に注意しなければなりません。
ミノマイシンといったテトラサイクリン系の抗生物質は、効果が目に見えて体感できるケースが多いものの、胃腸の中に存在している善玉菌までを殺してしまうという副作用があるのです。
あらかじめ医師から説明を受けると思われますが、下痢や便秘といった不快な症状が引き起こされるかもしれないので、長期間に渡る服用は避けた方が良いでしょう。
これは、多くの抗生物質に言えることなのですが、長期間服用することによってだんだんと効果あ薄れてくるので、専門医の指示に従うのが一番です。
このようなリスクを考慮すると、ニキビはミノマイシンといった抗生物質に頼るのではなく、プロアクティブといった化粧品を使うのが良いと説明できます。
薬のように即効性があるというわけではありませんが、少しずつ肌を健やかな状態で保てるようになるので、一度プロアクティブを使ってみてください。
さて、ニキビの大きな原因であるアクネ菌を殺菌させられるという効果がミノマイシンにはあるため、皮膚科で処方されることは多くなっております。
しかし、用法と用量は皮膚科医に指示された通りに服用しなければならず、細菌が残っているような状態で使用を中止すると、耐性菌が表れる可能性が高いので注意が必要です。
ミノマイシンでニキビが改善されないからといって、自己判断で使用を中止するといったケアは行わないようにしましょう。